HOME > 日々雑感:よくわからないこと?! > 時事問題 > 米国産牛の輸入制限緩和へ:国民よりも米国との関係の方が優先なのか?
政府は、BSE問題を受けて2003年から実施している米国産牛肉の輸入規制について、来年前半にも緩和する方針を固めた、とのこと。http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111015-OYT1T01101.htm
現在、「月齢20か月以下」の若い米国産牛の肉に限って輸入している制限を「30か月以下」まで緩和する方向で、野田首相が、11月に行われる見通しの日米首脳会談で、オバマ大統領に緩和を表明する方向、とのこと。
問題は、その理由だ。それは、米国の要望が強いことにや、東京電力福島第一原子力発電所事故を受けた日本の農産品に対する風評被害の除去を各国に訴えるためにも必要だ、と判断したためだという。
国民の健康のためということで、これだけ長い期間にわたって行ってきていることを、それを全く無視して、いきなり米国の要望云々とはどういうことだろうか?日米首脳会談のお土産としても必要ということだろうか?
尚、この問題は、ちょうど1年前に当時の前原外相がクリントン国務長官に約束したことでもある。
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