HOME > 日々雑感:よくわからないこと?! > 時事問題 > 福島の汚染土、最大1億m3に・・・しかしこの前提は年間で約9mSv・・・1mSvだとどれだけの広さになる?
昨日、福島の汚染土が最大1億立方メートルになるというショッキングなニュースが報じられた。これは、全国の一般ごみの処分場の残容量をほぼ使い切る規模に当たるという。http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011091500409
しかし、中を見て更に驚いた。東大の森口教授(環境システム学)の試算というのだが、試算の前提が、空間線量が毎時1マイクロシーベルト(μSv)以上の地域を対象に除染を実施したケースを想定したという。しかし、この前提では、年間の空間線量は約9ミリシーベルト(mSv)(8.76mSv)に達する。いつから空間線量の基準を9mSvにしたのだろうか?原発から近い地域であれば、体内被曝も当然考慮しなければならないはずで、単純に通常の1mSvという数値を使うこと自体問題があると思われるが・・・
福島の学校の空間線量基準を年間20mSvにして問題になり、最近それを従来の基準である1mSvに変更したばかりだが、この試算の基準は9mSvだ。いつからまた9mSvになったのだろうか?出てくる数値の基準が様々で、非常にうがった見方をすれば、当初から目的があって、それに合わせて数値を出しているのではないか?と疑ってきたくなるのは私だけだろうか?
この基準でさえ、汚染された地域は福島県の7分の1に達するという。もし仮に、これを1mSvで試算したらいったいどれだけの規模になるのだろうか?
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