HOME > 日々雑感:よくわからないこと?! > 時事問題 > グローバルホークの福島原発情報はどこに?:情報を隠蔽する日本政府
羽田空港の主任管制官が、米大統領専用機「エアフォースワン」の飛行計画の画像をインターネット上に掲載したことが問題となっています。http://203.183.152.33/jc/c?g=soc_30&k=2011091000045&rel=y&g=int
公開された情報の中に、米空軍の無人偵察機「グローバルホーク」のものも含まれていた可能性が高まっているようです。
このグローバルホークですが、「瓊音レポート」でも報じましたが、福島原発事故発生以降、その状況を撮影していましたが、その映像が日本国内で公開されることはあまりありませんでした。それが、10日、米空軍の情報偵察当局者によって、運用状況が明らかにされました。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110910-00000078-jij-int
赤外線センサーで原子炉の温度の測定や、原発の画像などの情報を、ホワイトハウスに報告するとともに、要望があった30以上の米政府機関にも情報提供を行ったそうです。米国の危機感を強く感じるとともに、一次情報を重要視する米国の姿勢がわかるものです。
しかし、日本政府の姿勢は、それとは正反対です。ここでも報じられていましたが、「日本政府からは画像を公開しないよう要請された」とのこと。「安全・安心」を繰り返すばかりで、本当のことを伝えようという考え方が全くなかったということがここでも示されてしました。今回の前鉢呂経産大臣の「死のまち」発言にしても、実はある意味本当のことを言っただけです。しかし、本当のことを言ってはいけないという前提の下では不謹慎な発言ということになります。(菅前首相にしても「長期間にわたって住めなくなる」という発言をした・しないが問題になりました)
福島第一原発の現況については、「冷温停止」ということが使われるようになってきていますが、2号機、3号機にはいまだ人が立ち入ることが出来ない状況です。放射性物質による汚染状況についても情報が十分とは言い難い状況ではないでしょうか?何が正確な情報かがわからない中で、残念なことに、海外からの情報の方が、正確に現状を表しているのではないか?と、思ってしまうような状況です。福島第一原発及び放射性物質に関する情報は、国民のイノチにかかわる問題ですので、情報をしっかりと国民に開示していただきたいと思います。
< 元の国際化を着実に進める中国と、あえて円の国際化をしようとしなかった日本 | 一覧へ戻る | 原発事故以降、リンゴの輸出が落ち込んでいる:まずはしっかりとした情報開示を!! >