HOME > 日々雑感:よくわからないこと?! > 書籍 > 池田整治著『原発と陰謀』:自らの頭で考える
「原発と陰謀」という本を読みました。著者は、池田整治という方で、陸上自衛隊で作戦幕僚も務めた危機管理と危機突破の専門家です。
かつての大本営発表のように官製メディアの情報が氾濫して、池田さんが強調しているのは、「マインド・コントロール」と「自分の頭で考えること」です。福島原発事故発生以来、「直ちに健康に影響が現れるというものではない」というように「マインド・コントロール」が行われており、それに騙されてはいけない、というものです。重要なことは、「自分の頭で考えることこそが最高の危機管理」と説いています。
今回、福島原発事故という大惨事が起きてしまいましたが、このような事態が発生してなお、「マインド・コントロール」から抜け出せないとすると、日本人はいつ、「自ら考える」ようになるのでしょうか?
< 野田総理に利用された松下幸之助氏の言葉 | 一覧へ戻る | 【Crossroad誌:掲載記事】『金曜日の装い』(大久保如彌)(2011年9月号) >