HOME > 日々雑感:よくわからないこと?! > 時事問題 > ついに出てきた石破発言:「核の潜在的抑止力」維持のため原発続けるべき
今までほとんどタブー視されてきた意見が出てきた。自民との石破氏が、「核の潜在的抑止力」維持のため原発続けるべき、との発言を行った。http://www.news-postseven.com/archives/20110921_31301.html
日本では「核の平和利用」ということで、原発誘致を進めてきましたが、原子力=核というのは海外では常識でしょう。北朝鮮でも、平和利用といって核開発を進めてきたわけです。「核の平和利用」と言い出したのはアイゼンハワーですが、これはアメリカが金儲けの為に言い出したことです。既によく知られたことですが、日本の政治家では中曽根康弘氏が最初に取り組んだのですが、これはCIAのエージェントだった正力松太郎の働き掛けによるものです。「核の抑止力」というのは政治家の間では当たり前のことでしたが、公にこれを発言する人はいませんでした。それが、ここへきて出てきているのです。
エネルギーだけの問題ならば、「トリウム原発」という選択肢もあるはずだ。これは1960年代にアメリカで開発されたものだが、トリウム→ウランという過程でプルトニウムが生成されない。そのため商用化されることはなかった。現在ではインドで1基あるだけだ。つまり、平和利用と言いながら、どの国でも核につながる「プルトニウム」が前提になっているわけだ。
今回の福島第一原発3号炉で秘密裏に核爆弾を作っていたので、それが破壊されたという話も出ている。資源がないと言われてきた日本にとってエネルギー政策は非常に重要だ。先の太平洋戦争も石油の確保がそのきっかけともなった。アメリカなどが断念した「高速増殖炉」を手掛けているのも「核燃料サイクル」のこともあるが、プルトニウムの問題が大きいだろうし、日本がエネルギー問題で主導権を握ることにもなる。
しかし、この「抑止力」の中身については議論が必要だろう。
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