HOME > 日々雑感:よくわからないこと?! > よくわからないこと?! > 最近、よくわからず気になること:「16京円相当の金塊」とは?
最近のネット情報で気になっていることですが、金額(数値)のあまりの大きさに驚かされることがあります。
天皇家が李家に預けていた16京円を日本に戻して復興資金として使用するというもので、そのうち8京円が米国に渡されるという話があります。いわゆる「天皇の金塊」に関わるものです。しかし、この数字はあまりにも大きくないでしょうか?
以下、この数値に関して、記載させていただきますので、ご参照ください。
「16京円」という金額が出ていますが、よく読むと「16京円相当の金塊」です。
この16京円という数字は、2009年の数値でいえば、世界のGDPの合計値が58068(10億ドル)つまり75円/$で計算すると4350兆円です。
16京円というのは世界のGDPの合計値の37年分です。
また、金塊として考えた時に、4000円/gで計算すると、4000万トンになります。
この4000万トンというのは比重を考慮すると200万m3です。金の価格が上がってこの数字ですので、1年くらい前であれば300万m3という具合にとんでもない数値になります。
現在の金の地上在庫は(これが正しくないことは明らかですが)、165600トンですので、4000万トンということになると、その240倍です。
尚、現在の世界の産出量は、2440トン/年ですから、4000万トンは、16400年分です。
16京円でも、8京円でも、あるいは1京円でも大変な金額です。もし、それらが使えるのならば、今の世界の金融問題は(数字上は)解決するでしょう。にもかかわらず、それと同時に、世界の危機を煽るような情報を流すというのは、どうしてなのでしょうか?
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