HOME > 日々雑感:よくわからないこと?! > 時事問題 > 「全員帰還」崩れる・・・今頃になってやっと認めた?!
福島第一原発事故で立ち入りを制限している区域について、長期にわたり住民の帰宅を認めない区域を設ける案が政府内で浮上してきたという。http://www.nikkei.com/access/article/g=9695999693819691E2E6E2E2E78DE2E6E2E6E0E2E3E09C9CEAE2E2E2
事故から既に1年を経過している。積算放射線量が50ミリシーベルトを超える地域も相当程度存在する。
地元の人たちにはつらい事実だろうが、現在の状況を考えたら、帰宅できると考えていた人たちは少ないのではないでしょうか…
この問題は、事故発生当初の「直ちに問題はない」発言と同様に、事実を伝えないで、ただただ根拠のない発言を繰り返していただけだ。
地元の人たちからすれば、帰りたいという気持ちが強いだけに、政府が「帰れる」といえば、だめかもしれないと思っても、一縷の望みを託してしまうというのはしょうがないでしょう。
しかし、空間線量も高いし、土壌は汚染されているし、原発には高濃度の汚染水や瓦礫が存在するし、また、大きな地震の発生が予想されていますが、もしそれが起こった場合には、福島第一原発の状況がさらに悪化して大惨事につながらないとは言えない状況です。
金銭的な補償問題などがあったのでしょうが、今後のことを考えると、事実をまず地元の人たちや国民にしっかりと説明することから始めなければいけないでしょう。
もし、政府が言うように、「冷温停止」して安定した状態で、また、放射線の問題もないというのであれば、福島の復興のために、国会や中央省庁を、原発に近い場所に移せばよいのではないでしょうか?
それによって、大規模工事が発生しますし、東京から多くの人が移らざるを得なくなり、本来なら減少するはずの人口が逆に増えるかもしれません。
< 「外遊」というが、本当に「外遊」にしないでほしい・・・政府総体としての対応が必要では?! | 一覧へ戻る | 鳩山元首相はイスラエルや米国は訪問しないのだろうか? >