HOME > 日々雑感:よくわからないこと?! > 時事問題 > 「歳入庁見送り案」も・・・またもや財務省の反対で民主白旗か?!
政府は27日、社会保障と税の一体改革に関する5閣僚会合で、社会保険料と税金を一体的に徴収する「歳入庁」構想の中間報告をまとめた。国税庁と日本年金機構を統合しない「歳入庁見送り案」も含まれる、とのこと。またもや財務省の反対ではやくも民主党が白旗を上げたような状態となっているようだ。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120427/plc12042722510018-n1.htm
いったい民主党が国民に約束したことで、それが実行されたことに何があるのだろうか?むしろ、消費増税のように、「やらないと約束したこと」ばかりを実行しようとしているように見えるのは、私の感違いだろうか?
「歳入庁構想」は民主党のマニフェストに記載されていたものだが、何故か、その後の2010年参院選のマニフェストからは消えていた。財務省のパワーの源泉の1つでもある国税庁を切り離されては困るという財務省の思惑があることは明らかだ。
民主党が、消費増税の根拠となっている「財政再建」にそれほどまでに固執するのであれば、歳入庁を設立する意義は計り知れないのではないか?また、今回設置することが決まった「行政改革に関する懇談会」で議論する「行革」への項かも計り知れないはずだ。
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