HOME > 新井信介 「京の風」 > K2O > 東アジアは急速に和解・融合で、沖縄の地政学的位置が変わる。それが判らない安倍は・・・
沖縄の位置づけは、アメリカと中国の国家関係によって、決まります。
両者が、本当に親密であれば、沖縄に軍事基地を持つ必要はない。 ヤラセの危機もなくなる。
それには、戦争屋の一掃が必要。中国では始まったが、戦争屋の日本でのポチが、安倍とそのお仲間だ。
ここには、問題がある。 中国は、尖閣問題で、国家主席のメンツがつぶされたという、屈辱がある。
そして、アメリカが、軍事的にも、果たして、いつまでも、日本の支援をしてくれるかどうかだ。
この点について中国側の意志を知る飯山さんは、大変な危機感をもっておられる。それが、西沙・南沙での対立になって出てくる、と予言される。
私の場合は、 安倍さえ、変われば(あるいは、替われば)、解決できる、との立場だ。
沖縄(琉球諸島)は、2200年前に始皇帝が生まれたときから、戦乱や圧政から逃れた人々が集まったり、立ち寄ったりしたところだった。
この沖縄の問題と、日本の国力、特に経済力の問題は、密接に関係する。一番大きな問題は、原発だ。
3月20日に、福島で、メルトスルーの水蒸気爆発がおきた。
メルケルが来日したときには、この危機的事態がちかいことは、世界の管理者は知っていた。
3月17日に、日中韓の外相会談。そのとき、キッシンジャーが北京入り。
中国を経済停滞だけでなく、政治的に混乱させたら、世界金融の混乱要素が拡大。
キッシンジャーと習が、経済と安全保障で、日本の海軍力と放射能の問題を、どう話したか?
日本政府と防衛族、・原発マフィアは、自分には、アメリカが後ろで支えてくれると、考えているが、そうなのか?
AIIBは、バブル崩壊後の中国自体の経済延命策でもあるが、これは、世界全体の経済と通貨の問題。
そして、もっと大切なことは、
国家間で、対立・緊張・戦争があるときには、国内の内政問題に、乗り出せないこと。
この部分は、中国は乱暴だが、日本の場合は、これまで緻密すぎて変革を嫌い、緊張があれば、ますます、改革が遠のく。 そのときは、福島が東電任せで、まったく、解決できないままになる。
中国では、今、汚職撲滅で、すでに、5万人の公務員が逮捕。
日本国内で、天皇を中心に昨年から始まった戦争屋撲滅の意思は、 原発マフィアをつくりだした官僚主導体制に対する改革と、軌を同じにする。 本来なら、こちらに順調に移行させたいが、安倍の周りや原発マフィアは、あえて、緊張を煽り続ける。
普通の国民に、国家への依存を減らさせ、 地域から、いかに、自分の未来を想像、創造させるか?が、日本再生の基本なのだが、こちらに、行かせないのが、対外緊張や、国からの過剰な関与なのだ。
私は、こうしたものを拒否する。国家は、もともと暴力が作り出したものだった。 国家権力を、いかに感じなくさせるか、それこそが、豊かな文化、芸術を、自由に育む要諦だった。
それが、いまだに覇権を追い求めるものが、中国にも、日本にもいる。もちろん、アメリカにも。
私たちは、彼らの動きを注視しながらも、彼らには、干渉されない世界をつくりだそう。
そのとき、 花鳥風月 を国民全体で楽しんだ、江戸時代の家光~綱吉~吉宗の時代が、参考になる。
「宵越しのカネをもたず」、女性でも「国内旅行」ができた。
生存問題が解決され、治安がよく、地方の各藩は、こぞって、美しい城下町と豊かな領地つくりに努めた。
参勤交代と、全国を結ぶ海運物流網の完備は、江戸や上方で、何が流行っているか、何が賞賛されるか、という情報を各地に届けた。
藩校や寺子屋で、文化や学問が指導され、そして、職人たちの技が、どんどん伝承された。
緊張・戦乱があるうちは、 スパイ小説のタネはできても、 自由な創造性は、花開かない。
平和であって、初めて、素敵な想像が始まる。
想像なくして、創造なし。
いかにして、素敵な現実を作るか?
これには、現実に対する、徹底的な、観察が必要だ。
そして、一民族、一国家の正義ではなく、 普遍的なテーマを、創造の核にしよう。
映画の都「ハリウッド」の成功の秘訣は、普遍性にあった。
移民の国アメリカは、これまで覇権国だったが、今後は、巨大なマネーのマイナス面と向きあわざるを得ない。
普通の暮らしが十分にできる経済力を確立したあと、各自が、金融資産で億単位のマネーをもっていたら、それを、何に使うだろうか?
そのマネーを、さらに、数十億、数百億に、増やすことを、目標に生きる?
それとも、
自分のお気に入りの現実、しかも、世界中の誰からも賞賛を受ける、自分の「天地」を創り出すことに使うか?
東アジアで、和解・融合が進めば、自分の「天地」を作る方向に入れる。
ただし、安倍が、変わるか、替わるか しないかぎり、安心して、こっち側に、これないのが、今の現状だ。
東アジアでの国家や民族の対立を乗り越えるには、始皇帝時代にまでさかのぼった、共通の物語が必要だ、と私は考えている。
面白いドラマができますよ。
とりあえず、TSUTAYAで、 「項羽と劉邦」「三国志」「北魏馮太后」「蘭陵王」などのDVDを借りて、 それぞれのドラマで描かれた時代に、日本列島では何があったかを、考えるのが楽しい。
菅官房長官は、もともと世界構造のなかでの戦後の日本も、「金融ワンワールド」も、知らなかったでしょう。
今、安倍が、外務省と財務省の高官を呼びつけて、怒鳴りまくっているらしい。
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