自分に流れるイノチの炎を、何のために燃やす?/新井信介 「京の風」

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自分に流れるイノチの炎を、何のために燃やす?

 「ホ」爆弾を飲み込んでしまった日本人。 フクシマのサイトは、むき出しのままだ。  

 程度の差はあれ、 誰もが、いつ死ぬか、わからない。

  死が すぐそこにある。

 今は、 ルーレットの中にいる。 とりあえずは、この3年。 さらに、5年、10年、 20年。

 こうした時間軸で、 自分や家族、仲間が 生き残る確率を、 如何にして 高めるか?

 しかし、それでも、個体生命の死は、必ず、やってくる。

 だから、何のために、このイノチを燃やすか、 これを、見つけ出す。

 イノチは、38億年の流れだが、 これすらも、放射能は、壊していくのだ。

 

この自覚がないものが、 死の世界に行く。

それも、「なんで こうなるの?」 と死んでから、ずっと悔いることになる。

 

 飼いならされた籠の鳥は、  最期まで、 自分を捕まえた敵を、餌をくれる限り、恩人と考える。

毒入の餌を大量に食べさせられ、やれ歌を歌え、舞を見せろ、ゼニ稼げ、保険に入れと言われればそのとおりにする。 

 

 個人の問題なら、 カネがなくても、正直で、熱意があれば、なんとか道が開ける。

 しかし、ペテンの国家 に、喜んで騙され続け、この期に及んで、国家を使って、ゼニカネを自分のために追い続けるものを、私は友人には出来ない。

 そんな奴らとは、 デブリの話もしたくない。

 デブリは、個人ではどうしようもない。 地球人の問題だ。 必ず、 ホンモノの同志が現れる。  

 

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