HOME > 新井信介 「京の風」 > 時事問題 > 中台一体化の意味を知らない安倍と外務省。日中を競わせるアセアン。トルコはロシア機を撃墜。
凄い時代だ。 変化が早い。
こういう時は、大きな流れを、見失わないようにしよう。
基本は、米ドル支配を続けたい戦争屋が作ったISISを、「退治」する流れ。これを、プーチンが主導。その主要舞台がシリア。しかし、その戦争屋と協力することで利益を得てきた人間は、中東にも、東アジアにもいて、ここが、自分の利権を維持したがること。 (それを超越しているのが、王族たちかも。)
FRBの米ドル基軸での世界経済で、これまで、戦争屋がつくった分裂世界で利権を作ってきた人間は、テロ組織のISISの壊滅に付き合っても、自分の利権は手放さない。
トルコは、イラク戦争前のフセイン時代から、イラク原油の地中海への積み出しに協力していたから、ISISの原油輸送でもグルになって稼いでいた。 ISIS内部にいる戦争屋の手下を全滅させないために、ここに手を入れ、プーチンに少しブレーキをかけさせる。そして、この問題を、オバマは、ロシアとトルコの両者で話し合えという。
東アジアでは、「梅」たちが、日本と中国をハリあわせながら、戦争屋の日本支店ジャパンハンドラーはもうその存在意味が無いことをアベッチなど日本の右翼にも分からせる。アーミテージたちはこれまで安倍をせっついて、中国と揉めさせ、戦火を起こさせたがったが、中台が11月7日に一体化して、戦後の中国分断化を前提にして発生した政治力が一気に消えている。
北京と台湾が一体化すれば、ポツダム宣言を受託した当時の日本の国際関係での立場を、指摘できるようになる。
今回の11月22日の、東アジアサミットでは、さっそく、この論理が出された。日本の外務省は、この三年間、安倍に阿って、都合のいい「夢」をみてきたから、今は、大変なことになっている。その「夢」はジャパンハンドラーが、日本の「亡霊」を利用して創りだしたものだった。それが、尖閣の領有権であり、さらに、「固有の領土」論だった。2013年6月の米中会談の意味を、きちんと自分の頭で考えてこなかったから、うろたえるばかりになる。
日本の宗主国アメリカの中国に対する方針転換を、きちんと読み取れなかった、日本外交の大失態だ。
敗戦の時(ポツダム宣言受け入れ)以来、日本は国家として領有権を手放した状態で、あとは実効支配のみ。そして、「固有の領土」論を言わせて、日本に、尖閣や北方四島に領有権が有るかのように政治的に動かしてきたのは、アメリカの戦略だった。その中で、日米の軍産複合体と組んで、日本の軍備と「思いやり予算」を増やしてきたのだから。
「南シナ海では、航行の自由は守られている。」「地域の緊張関係を高める行動を取るべきではない」と、李克強に言われ、帰国した時の安倍の顔が面白い。
何より、今、アメリカのNASAが全く機能していない。 HAARPは、戦争屋のためには、使われない。
以下、ここ三日間の経緯をまとめてみた。
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・11月21日、マレーシアで開かれた東アジアサミットの前日、安倍首相は、100億ドルの協調融資を発表した。その日の午後に、中国の李克強は、同じく、100億ドルで、インフラ設備に融資を決定。
22日の本会議で、李克強首相は南シナ海の「航行の自由」が守られていると主張し、「航行の自由」の保護を理由に、同海への艦船派遣を続ける方針の米国を暗に批判した。
李氏は、中国が東南アジア諸国連合(ASEAN)一部加盟国と領有権を争う同海問題の解決に向けた「5つの案」を提示。日米を念頭に、「域外の国は当事国の努力を尊重・支持し、地域の緊張関係を高める行動を取るべきではない」と要求した。
舞台裏では、中国の姿勢はさらに強硬。サミット終了後、記者会見した劉振民外務次官は、軍事利用が懸念される人工島での施設建設について、「今後数年は続く。終われば終わる」と無期限の継続を表明した。
そのあと、23日、香港のフェニックステレビに、王毅外相がインタビューに答え、
「中国は70年前に南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島を日本から奪い返した」「日本には抗日戦争勝利70年の今年、南沙諸島について語る資格はない」と述べた。
王氏は「日本が本当に中日関係を改善させたいのなら、事態を複雑にする役割をしないでもらいたい」と話した。
洪磊報道官も同日の記者会見で「中国も、南シナ海の軍事化を追求しない」と主張(共同)
さらに同報道官は、22日に、李克強が、安倍首相と立ち話をした際、「改善に向かっている中日関係は依然、もろくて弱い。日本が約束を守るかどうかを見なければならない」と述べたと発表した。
李氏は「中日関係のさらなる改善に悪影響を与えないように、日本側が、両国の相互理解にとって有益な話を多く語るべきだ」と述べたという。(共同)
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アメリカが、ここ30年、南沙での、中国の活動を黙認してきたのは、何のためか?
尖閣と同じく、最後の最後に、日中間の戦争を起こすために用意しておいたとしたら、その戦争のために、選ばれた日本の首相が安倍であり、その動きを、中台が一体になることで、「梅」たちが食い止めた、と見ることができる。
今の日本は、戦争どころではないでしょう。
放射能から身体と食(農)を守る、 「スーパードーム」を全国各地に建設するなど、国民の生存に関わる、巨大需要が日本列島にはあるのです。
今後、地上世界は、原発由来の放射能が濃くなりこそすれ、減ることはないのです。この事実は、重大です。
もう、一日も早く、こっちに目を向けてもらいたいが、日本国では、霞が関も、経済界も、ほんとうにキチガイです。
どうも、安倍本人は、大阪の橋下がジャパンハンドラーの秘蔵っ子で、自分よりも彼等と近いと感じているようで、傍らに置きたいらしい。より大きな、激しい嘘ハッタリをつける、という意味なのでしょうか。
そんなんでは、本当に、国家が溶けていく。 国民が、ただでさえ、病み、そして、消えていっている。
企業活動は利益中心だから、簡単に雇用もカットすれば、生産拠点も移していくぞ。国民を使い捨てにするばかりだ。
イノチの共有感から、全てを組み直さないと。 生きるとはどういうことか、本質から、やり直そう。
PS: ここ二日間、シールズや若者、そして、日本の権力と政治家について、いろいろと聞かれた。 これは、又の機会に。
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