生きている今の「幸福」を膨らませる。その為に「出会い」と花鳥風月がある。国家は何の為に在る?/新井信介 「京の風」

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生きている今の「幸福」を膨らませる。その為に「出会い」と花鳥風月がある。国家は何の為に在る?

国家とは、何のためにあるか? これは、人類にとって、世界中で課題です。

このとき、部族を越えた、どのような「家」をもったらいいか、これには、YHWH型と、MITRA型がある、

というのが、皆神塾の主張です。

バビロンの捕囚以来、国家をほしがっていたのが、ユダ族=秦 です。  

◎京都で、松尾大社と伏見稲荷のことを話しました。

いずれも秦氏が建てたものですが、そこには、願いの対象や目的に違いがありました。

松尾大社は、大宝律令の成立に合わせ、勅命(文武天皇)によって、秦氏が建てた祈りの場所です。皇祖神アマテラスを定め、日本列島そのものを家にする、新しい統治体の国家鎮護。日本国の「杭」を打ったというもの。祭神は、大山咋神。松尾大社がある場所は、藤原式家の本拠でした。その南に、長岡京がありました。

一方、伏見稲荷は、どんな神社なのか? なぜ、稲荷?これは、INRI で、磔刑になったイエスを神にする、救済の信仰を引き継いでいます。

 この神社には油が奉納されます。「何か」がよく「滑る」ことを期待するものです。 

祭神は、以下の通り。


上座(南座) 大宮能売(おおみや・のめ)大神  伊豆能売?  これは、ヌナカワでは?  

中座(北座) 佐田彦 大神   「佐田彦」は猿田彦で確定。

下座(中座) 宇迦御魂 大神 ・・・主祭神の「宇迦」は、私たちがいる宇宙の大きな袋 のこと

田中大神(下座摂社) 最北 田中神社の祭神は大国主。本当の名は 出雲日御碕大蛇神

四神大神(中座摂社) 最南 「四神」は?  東西南北の守り神 

 

 

◎今回、講演のあと、FM宇治で「ちはやぶる宇治」のラジオを収録しましたが、その前に、 

瀬尾律姫を祀る、大津の佐久奈度神社にいきました。この神社は「祓い」専門の神社です。

 

668年に中大兄が正式に近江大津京で即位する前に、飛鳥から大津に向かうとき、宇治の下居神社の地で額田王から「宇治の都」の歌を聞かされた後、宇治川でもっとも流れの激しい場所でお祓いをして、即位の翌年に、その場所に中臣金に、この神社を造らせています。

中大兄は643年の登場以来、大津での「倭王」即位までに、何度も酷い策略を施し、何人もの人間を殺しています。

 

 この神社が造られる前、天智が即位した年の初夏、蒲生の猟場に大海人が現れ、その姿を見た額田王が「茜さす」の歌を詠んでいました。その頃、高句麗は滅亡しました。日本書紀は、高句麗の大将軍、淵蓋蘇文の遺言を乗せていました。 

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