HOME > 新井信介 「京の風」 > 時事問題 > マイケル・フリンが去って、金正男が殺され、日本では何が起きるの?
なんとも、時代の動きは 激しいことよ。
創業の最大の功臣で、知恵袋、しかも、警護係のマイケル・フリンがいなくなった。
これでトランプ政権は、内にも、外にも、現場からの真実情報が上がらず、まともな判断ができなくなった。
巨大国家は、統一的なパワーの行使ができなくなる。急速に弱体化することになる。
戦争屋の資金源ソロスとの戦い、メキシコ地下組織の暗殺部隊、メディアとアカデミズムの反トランプキャンペーン。
個々の人間は、自らの生存のために、各地にいろんな形と繋がりで、自立・自律型の防衛・生活のネットワーク構築を展開する。いろいろ嘘もあるだろうが、そのとき、殺し合いはしない、これが文明人だが、アメリカは徹底できるか。
もともと銃社会から始まったが、誰を真の仲間として認識するか、ここがポイント。平和で安定した「ムラつくり」。これは、頭から入る宗教ではなく、今の現実からの要請になる。 ビジネスの為の繋がりではなく、生存・信頼・互助のための必要がそれを求めるのだ。
安倍によって、日本は、トランプ政権のアメリカと「一体化」したが、トランプの方からは、制裁中になるロシアのプーチンや、貿易摩擦の習近平に、自分から個人的な繋がりの構築は、全く、言い出せない。
半島の若大将が、ミサイルをぶっ放すだけでなく、金王朝の継承資格のある兄、金正男を暗殺したらしい。
半島情勢について、トランプは、パームビーチで100%日本を支える、と自分からは画策しないと、明言してからこの動き。 裏にいるのは、誰だろう。
金正男が殺されたのは、マイケル・フリンの辞任後だった。つまり、今のアメリカは、アジア状勢に関して、まったく五里霧中どころか、自分からはこの密林に入り込まない。
アメリカ国内の権力、国家秩序の維持が最優先。しかも、米軍の撤退方針は、変わらない。
となると、どこが、一番、絵を描けるか。
EUは、イギリスとの交渉や、解体の危機で、これも外部に動けない。
ここは一番、思いっきり、「平和国家」の看板を掲げて、日本は進むしかないな。
でも、今のアフリカの南スーダンは内戦状態。武装兵だらけ。戦争屋が敷き詰めたお膳立ての上に、丸腰の自衛隊を派遣するなんて、とんでもない。まず、安全な砦を造って、それの内側に生活基盤を造って城とし、その城をじわじわ広げるのが、定石なのだけれど(これが、中国の都城)、そうしないのかな。兵を殺さず、支配地域・影響力を広げるというのが当たり前。そもそも、そこに行く必要があるのかどうか、砦と日本を結んだテレビ通信で、毎日公開で、検討しないといけない。 もっとも、どんなに犠牲を出しても、日本から兵士を世界中に送ること、それ自体が目的であるなら、これは、どうしようもない。
安倍・稲田では、戦争屋路線の上の「平和国家」だった。これはもう中身がバレバレで、完全に嘘。国際政治では機能できない。この混迷に、世界に向けて、解決の道筋を解く説得力は日本に全くない。もう、何時やめてもいい。アンダーコントロールといい放っちゃたから、安倍本人は、国際的に信用ゼロ。 でも、隣に、岸田がいる。
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