HOME > 新井信介 「京の風」 > 時事問題 > 消えた「緑の狸」。イバンカとキッシンジャーの友人はワシントンで隣近所だった。
なんとも まあ、7月1日、秋葉原での「こんな人たちに負けない」以来、日本列島では、「緑の狸」が大暴れしてしていたことよ。
CSISのマイケル・グリーンは、小池・前原・長嶋・豊田らに、一体何をさせようとしていたのでしょう。
ジャパンハンドラーたちが、アメリカ本国でトランプが登場したのとは別に、東アジアで、これまでの延長線で、中国との紛争を引き起こそうと、北朝鮮をネタにして画策してきたのでしょう。
それに対し、金づるの日本を壊さずに、日本を変えさせる。これには、相当、高度で、ち密な作戦が必要でした。トランプは、日本の国内事情がよくわからない。2月11日にフロリダで安倍晋三とのゴルフのあとのディナーで、北朝鮮のミサイル発射を受けて、このときから、日本問題と、北朝鮮問題を、本格的に研究に入ったのでしょう。
北朝鮮はどんな国か?金日成なる人物は、どんな勢力が創り出した存在だったのか?その二代目の金正日のときに、日本では拉致被害が政治問題になった。そして今年は、金正男がVXガスで殺され、正恩が、ミサイルをどんどんぶっ放つ。日本では、「安倍一強」体制になって以来、森友事案に見れるように、戦前の皇国史観を復活させようとしていた。
半島では戦後、南には、日本を憎めと教えられた韓国人があふれ、北には、主体思想で「先軍国家」。
1945年ヒロシマ・ナガサキのあとの「終戦」で、1910年から1945年まで大日本帝国の皇民だった半島の人たちは、そのあと自らに、一体、どんなアイデンティティーを築いたのでしょうか?
高句麗武人の血を引く李氏朝鮮は、明末から清での激変を潜り抜け、1895年の日清戦争の後、大韓帝国になり、さらに、1910年の日韓併合後は、その王室は、大日本帝国の李王家になり、そこに梨本宮方子さまが嫁がれ、李晋が誕生していた。この事情をもっともよく知っていたのが、岸信介と安倍寛だった。
今回、11月5日にトランプが横田基地に来る前、ハワイの真珠湾に寄っていたが、そのとき、大統領補佐官となっていた娘のイバンカが来日し、日本政府もメディアも、思いっきり「よいしょ」を繰り返していた。「イバンカの靴を舐めている」と、どこかの国のメディアが書いていたようです。
このイバンカ補佐官ですが、実はワシントンでは、あのキッシンジャーとごく親しい、駐米中国大使と、ご近所だったのです。イバンカはその縁で、今年の春節パーティーで中国大使館に招かれたほどでした。
日本政府がその事実を知り、さらに、今上陛下の9月20日の高麗神社行幸を受けて、アメリカの変化をかぎつけだした。最初は財務省で、それを麻生に伝え、それで、「今なら、選挙に勝てる」となって、解散総選挙。
このときまでにCSISの切り札に育て上げられていた小池が、ここで、前原の民進党を合流させる算段となったが、キッシンジャーと彼の友人たちは、その危険性も見抜いていたのでしょう。小池が「希望の党」と名乗って、実際に人員を取り込む段で、安保政策での「排除」の論理が露見し、CSISの「狸のしっぽ」が出てきた。で、これに対し、枝野による「立憲民主党」。枝野ブームの背後には、単なるリベラル勢力だけではなく、自衛隊の幹部OBたちがきっと動いたのでしょう。
総選挙自体は、野党分裂で自民党がバカ勝ちしたが、この勝ち方は、どこかおかしい、と安倍チンの顔がすぐれない。この裏に、これまでの対日政策に対する、アメリカの根本変化があるのではないか、と外務省も感じて、それに備える意味で、イバンカに対する「ご機嫌取り」でした。
そして、霞が関カントリークラブでのゴルフで、安倍チンのズッコケ一回転。この時の両者の会談は、動画でお話ししたように、安倍政権に対し、「おい、これ以上、勝手なことをするな」でしたね。
この言葉は実は、日本にいて、好き勝手してきたCSISのジャパンハンドラーにも、向けられたものでした。この一年、日本には、アメリカの戦争屋たちも相当逃げ込んでいたので、彼らに対する警告でもあったのです。
10月31日、ハロウィーンの日に公表された、座間での生首事件も、これと関連します。日本で、米軍基地を隠れ家にしていた「性悪ども」に対しても、ようやく冷や水をかけた、といことです。
そして本日、安倍チンがフィリピンで、南シナ海問題でもしぶしぶ対中和解で、満州亡霊の消滅宣言です。
これを受けて、9月に「安倍一強」非難を標榜しながら民進党を分裂させた、その主役だった小池百合子氏が黒の衣装で「希望の党」の代表を辞任。彼女は選挙での敗戦以来、緑の洋服は全く着ていません。
日米会談、および、米韓会談を見て、トランプに対し「老いぼれ」と罵った金正恩。
しかし、トランプは「自分はチビでデブなんて言っていない。友達になりたいのに」とツイッターで応えた。 そしたら、半島の国境で、最も厳しい「板門店」で、北の兵士が亡命とか。
どんどん、時代は、動いている。
< 【ご案内】次回の「皆神塾」は12月3日(日)に「大阪」で開催です!! | 一覧へ戻る | ゆめゆめ油断することなかれ!!「ホ」の病魔は強まるばかり。消えていない。 >