【2022年:新年のご挨拶】
《2022年は変化の年:誰が主導する?!》
2021年を振り返って一言で表現すれば、「リアルとファンタジー」、あるいは「格差と分断」です。実は、ここしばらくの間、これらのことを意識してきているのですが、「格差と分断」などはますます状況が悪化してきていて、さらに深刻な状況 となるのではないでしょうか?
「人は見たいものしか見ない」と言ったのはユリウス・カエサル(シーザー)だそうですが、現在の状況は、おのおのが 自分の見たいものだけを見て、それが「リアル」なのか、「ファンタジー」なのかということを知ろうと心がけているようには思えません。また、どちらかというと、「リアル」かどうかはもはや問題ではなく、自分の見たいものだけを見るように なってきているのではないでしょうか?
ちょうど、映画「マトリックス レザレクションズ」が上映されています。シンギュラリティー後の世界で、今回も、リアルと ファンタジーの世界がかなりややこしくなってしまっています。赤の錠剤を自らの意思で選ぶことで覚醒し、マトリックス 世界(ファンタジー)を破壊することになるのですが、どのようにしたら私たちはマトリックス世界にいることに気づくの でしょうか?
さて、「格差と分断」いうことで言えば、来年の中間選挙、そして2024年の大統領選に向けて「新たな政治的潮流」が 米国で生まれる可能性があります。先のヴァージニアやニュージャージーの州知事選で注目された「批判的人種理論:CRT」というものです。これは社会の格差が「構造的問題」に起因するという考え方で、米国社会を作ってきたと考える 白人層にしてみると、自らの責任を問われるものです。そのため「反・批判的人種理論」として、第2のティーパーティー運動に発展するのではないか、と言われています。このCRTは、人種的な格差をなくしていくのに役立てようとするものですが、真逆の人種的な「格差と分断」をさらに深刻化させるために利用されようとしているのです。もし、トランプがこれに注目するようなことになれば、さらに「格差と分断」は深まるでしょう。
マトリックス世界(ファンタジー)から抜け出すには個々人の覚醒が必要なのですが、いったい何がきっかけとなるので しょうか?私たちにとっての赤い錠剤とは一体何なのでしょうか?
株式会社 K2O 室伏 昭昌
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